A2219とは?【強度・比重・ヤング率・硬度】機械的性質と使い方

ここでは、A2219を使って機械部品の設計するときに必要な情報として、化学成分や機械的性質などJIS規格の内容を整理しました。

また、比重やヤング率などの物理的性質や、A2219の使い方や耐食性、加工性や溶接性などについてもまとめました。

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A2219とは

A2219熱処理型合金Al-Cu-Mg系合金

A2219は、強度が高く、耐熱性や溶接性も良い材質です。

航空宇宙機器などに使用されます。

A2219の強度は?機械的性質まとめ

A2219の機械的性質を下記に示します。

【A2219の機械的性質(目安値)】

材質引張性質ブリネル硬さ
(HBS 10/500)
せん断強さ
(N/mm2
疲れ強さ
(N/mm2
引張強さ
(N/mm2
耐力
(N/mm2
伸び(%)
1.6mm厚
(50mm)
12.5mm径
(5D)
2219-O1707518
2219-T4236018520
2219-T31,T35136025017
2219-T3739531511
2219-T6241529010105
2219-T81,T85145535010105
2219-T8747539510105

ここにあるA2219の機械的性質はあくまで目安値となります。実際にはサイズや条件により大幅に変化しますのでご注意ください。

規格値については、下記のJISにて、質別や材料寸法によってA2219の機械的性質が詳細に規定されていますので必要に応じてJISにてご確認ください。

A2219の物理的性質

A2219の物理的性質は下表のとおりです。これは代表値ですのでご注意ください。

【A2219の物理的性質)】

物理的性質条件物性値
密度[g/cm3]温度:20℃2.84
比重温度:20℃2.84
溶融温度範囲[℃]543~643
導電率[IACS%]質別:O
質別:T31,T37
質別:T81,T87
44
28
30
熱伝導度[kW/(m・℃)] 25℃質別:O
質別:T31,T37
質別:T81,T87
0.17
0.11
0.12
縦弾性係数(ヤング率)[GPa](アルミニウムの標準値)70
横弾性係数[GPa](アルミニウムの標準値)26
ポアソン比(アルミニウムの標準値)0.33
線膨張係数[10-6/℃]-196~-60℃
-60~+20℃
20~100℃22.5
100~200℃
200~300℃

A2219の成分

A2219の成分は下記のとおりです。

【A2219の化学成分(%)]

SiFeCuMnMg
0.20以下0.30以下5.8~6.80.20~0.400.02以下
CrZnZr、Zr+Ti、VTiその他Al
個々合計
Zn0.10以下Zr0.10~0.25
V0.05~0.15
0.02~0.100.05以下0.15以下残部

A2219の関連規格

A2219は下記のJIS規格で規定されています。

規格番号規格名称A1050Aの規定有無
JIS H4000アルミニウム及びアルミニウム合金の板及び条
JIS H4040アルミニウム及びアルミニウム合金の棒及び線
JIS H4080アルミニウム及びアルミニウム合金継目無管
JIS H4100アルミニウム及びアルミニウム合金の押出形材
JIS H4140アルミニウム及びアルミニウム合金鍛造品

A2219の使い方ワンポイント

A2219の特徴は下記のとおりです。

A2219の使い方

A2219は、航空機部品やロケットの燃料タンクなどに使われます。

Cuを多く含む合金であり、強度は高いですが耐食性は劣りますので、使用する際は応力腐食割れにも注意が必要です。

この記事を書いた人
DD

機械設計の仕事をしているエンジニアのDDと申します。
技術士(機械)の資格をもっています。
このブログでは、機械技術から日常の中の科学まで、私が興味を持ったことをできるだけ解りやすく紹介しています!

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