縦弾性係数(ヤング率)一覧、横弾性係数、ポアソン比との関係

様々な材料の縦弾性係数(ヤング率)、横弾性係数、体積弾性係数、ポアソン比をまとめました。

試験条件や測定温度、特に樹脂についてはグレードによっても変化が大きいので、下記は目安としてください。

スポンサーリンク

縦弾性係数(ヤング率)、横弾性係数、ポアソン比一覧

基本材料

材料 縦弾性係数(GPa) 横弾性係数(GPa) ポアソン比
鋼 206 80 0.3
鋳鉄 98 34 0.3
黄銅 103 41 0.33
アルミ合金 73 26 0.33
金 80.4 27.4 0.42
銀 79.4 28.4 0.38
白金 168 61 0.39
マンガン 159 - 0.33
亜鉛 76.4~83.3 31.4 0.33
スズ 53.9 27.4 0.33
モリブデン 324 - 0.32
ガラス 69 - 0.22
コンクリート 20 - 0.2

金属

区分 材料 材料記号 縦弾性係数(GPa) 横弾性係数(GPa) ポアソン比
SUS マルテンサイト系ステンレス鋼 SUS410 200 - -
フェライト系ステンレス鋼 SUS405 200 - -
オーステナイト系ステンレス鋼 SUS304 197 73.7 0.3
析出硬化型ステンレス鋼 SUS631 204 - -
Ni合金 インコネル600 - 214 75.9 -
インコネルX750 - 214 75.9 -
インコロイ800 - 196 73.1 -
ハステロイX - 197 74.6 -
鋼 マルエージング鋼 250 186 71 -
工具鋼 SKD6 206 82 -
鋳鉄 ねずみ鋳鉄 - 73.6~127.5 28.4~39.2 -
球状黒鉛鋳鉄 - 161 78 -
黒心可鍛鋳鉄 - 172 86 -
銅系 無酸素銅 C1020 117 - -
タフピッチ銅 C1100 117 - -
9/1丹銅 C2200 117 - -
7/3黄銅 C2600 110 41.4 -
65/35黄銅 C2680 103 - -
6/4黄銅 C2801 103 38.3 -
快削黄銅 C3710 103 - -
ネパール黄銅 C4621 103 - -
リン青銅 C5212 110 - -
白銅 C7060 123 - -
洋白 C7521 120 - -
ベリリウム銅 C1720 130 - -
黄銅鋳物 CAC202(YbsC2) 78 - -
青銅鋳物 CAC402(BC2) 96 - -
Al系 工業用純アルミニウム A1100-H18 69 27 -
ジュラルミン A2017-T4 69 28 0.34
超ジュラルミン A2024-T4 74 29 -
超々ジュラルミン A7075-T6 72 28 -
耐食アルミニウム A5083-H32 72 - -
耐食アルミニウム A6063-T6 69 - -
ラウタル AC2A-T6 72 - -
シルミン AC3A-F 71 - -
アルミニウム鋳物用合金 AC4CH-T6 72 - -
アルミニウムダイカスト用合金 ADC12 72 - -
Mg系 エレクトロン - 44.6 16.4 0.33
Ti系 工業用純チタン C.P.Ti 106 44.5 -
6-4チタン Ti-6Al-4V 109 42.5 -
亜鉛系 亜鉛ダイカスト用合金 ZDC-2 89 - -
Sn系 ハビットメタル - 29 - -
スズ基ホワイトメタル - 53 - -

樹脂

種類 材質 材料記号 縦弾性係数(MPa)
ポリエチレン 低密度(LD) PE 96~261
中密度(MD) PE 172~377
高密度(HD) PE 412~1240
ポリプロピレン - PP 1100~1550
塩化ビニル樹脂
(硬質)
- PVC 2400~4120
フッ素樹脂 四フッ化エチレン樹脂 PTFE 398
三フッ化エチレン樹脂 PCTFE 343~686
エチレン-四フッ化エチレン樹脂 ETFE 823
メタクリル
(アクリル)樹脂
一般用 PMMA 2610~3090
耐衝撃性 PMMA 1370~2740
ポリスチレン 汎用ポリスチレン GPPS 2740~4120
耐衝撃性ポリスチレン HIPS 960~3430
AS樹脂 無充填 AS 2740~3840
ガラス繊維入 AS 2740~9600
ABS樹脂 耐衝撃性 ABS 2060~3090
ガラス繊維入 ABS 4050~7070
ASA樹脂 - ASA 2260~2540
ポリカーボネート 無充填 PC 2060~2400
ガラス繊維入 PC 3430~11700
ポリアセタール ホモポリマー POM 3570
ホモポリマーガラス繊維入 POM 6860
コポリマー POM 2810
コポリマーガラス繊維入 POM 8580
ポリアミド
(ナイロン)
6ナイロン PA 2600
6ナイロン繊維入 PA 9950~5490
66ナイロン PA 3000~1200
66ナイロンガラス繊維入 PA-GF33 10000~8000
12ナイロン PA 1240
ポリサルホン - PSF 2470
変性PPO - mPPO 2440~2610
ポリイミド ガラス繊維入 PI 19600
ポリエチレンテレフタレート ガラス繊維入 PET 9800
ポリブチレンテレフタレート ガラス繊維入 PBT 9900
フェノール 有機質入 PF 5490~11660
無機質入 PF 6860~20600
ガラス繊維入 PF 13000~22600
ユリア αセルロース入 UF 6860~10300
エポキシ 無充填 EP 2400
ガラス繊維入 EP 20850
不飽和ポリエステル 無充填注型品 UP 2060~4390
プリミックス成形品 BMC 6860~17200
ジアリルフタレート ガラス繊維入 PDAP 9600~15100
メラミン αセルロース入 MF 8230~9600
ポリウレタン 注型品 PUR 690~6860
熱可塑性 PUR 690~2400

各定数の関係

下式で、E,G,K,νは、材料によってきまる材料定数です。

等方性で均質な弾性体では、独立な材料定数は2個のみで、次の関係があります。

\(\displaystyle E=2G(1+ν)=3K(1-2ν) \)

E:縦弾性係数(ヤング率)
G:横弾性係数
K:体積弾性係数
ν:ポアソン比

どれか2つが既知であれば、他の定数は上式で計算することができます。

この記事を書いた人
DD
DD

機械設計の仕事をしているエンジニアのDDと申します。
技術士(機械)の資格をもっています。
このブログでは、機械技術から日常の中の科学まで、私が興味を持ったことをできるだけ解りやすく紹介しています!

DDをフォローする
金属材料
スポンサーリンク
シェアする