A1100A(A1N00)とは?【強度・比重・ヤング率・硬度】使い方も

ここでは、A1100A(A1N00)を使って機械部品の設計するときに必要な情報として、化学成分や機械的性質、熱処理と物理的性質などJIS規格の内容を整理しました。

また、比重やヤング率などの物理的性質や、A1100A(A1N00)を使う上で、使い方や加工性や溶接性などについての注意事項などについてもまとめました。

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A1100A(A1N00)とは

A1100A(A1N00) 非熱処理型合金 純アルミニウム

A1100Aは、純度99.00%以上の純アルミで、A1100の強度を若干高めた材質です。

強度は低いですが成形性に優れるので、日用品などの用途に適します。

A1100A(A1N00)の強度は?機械的性質まとめ

A1100A(A1N00)の機械的性質を下記に示します。

【A1100A(A1N00)の機械的性質(目安値)】

材質 引張性質
引張強さ(N/mm2 耐力(N/mm2 伸び(%)
1N00-O 75 25 28
1N00-H18 155 4

ここにあるA1100A(A1N00)の機械的性質はあくまで目安値となります。実際にはサイズや条件により大幅に変化しますのでご注意ください。

規格値については、下記のJISにて、質別や材料寸法によってA1100A(A1N00)の機械的性質が詳細に規定されていますので必要に応じてJISにてご確認ください。

A1100A(A1N00)の物理的性質

A1100A(A1N00)の物理的性質は下表のとおりです。これは代表値ですのでご注意ください。
【A1100A(A1N00)の物理的性質)】

物理的性質 条件 物性値
密度[g/cm3] (アルミニウムの標準値) 2.7
比重 (アルミニウムの標準値) 2.7
溶融温度範囲[℃]
導電率[IACS%]
熱伝導度[kW/(m・℃)]
縦弾性係数(ヤング率)[GPa] (アルミニウムの標準値) 70
横弾性係数[GPa] (アルミニウムの標準値) 26
ポアソン比 (アルミニウムの標準値) 0.33
線膨張係数[10-6/℃] -196~-60℃
-60~+20℃
20~100℃
100~200℃
200~300℃

A1100A(A1N00)の成分

A1100A(A1N00)の成分は下記のとおりです。
【A1100A(A1N00)の化学成分(%)]

Si Fe Cu Mn Mg
Si+Fe1.00以下 Si+Fe1.00以下 0.05~0.20 0.05以下 0.10以下
Cr Zn V,Bi,Pb,Zr,
Niなど
Ti その他 Al
個々 合計
0.10以下 0.10以下 0.05以下 0.15以下 99.00以上

A1100A(A1N00)の関連規格

A1100A(A1N00)は下記のJIS規格で規定されています。

規格番号 規格名称 A1100Aの規定有無
JIS H4000 アルミニウム及びアルミニウム合金の板及び条
JIS H4040 アルミニウム及びアルミニウム合金の棒及び線
JIS H4080 アルミニウム及びアルミニウム合金継目無管
JIS H4100 アルミニウム及びアルミニウム合金の押出形材
JIS H4140 アルミニウム及びアルミニウム合金鍛造品

A1100A(A1N00)の使い方ワンポイント

A1100A(A1N00)の特徴は下記のとおりです。

A1100Aの使い方

A1100Aは純アルミ系なので、強度は低いですが成形性や耐食性に優れています。

溶接も問題なくできる材料です。

純アルミのこのような特性を維持して、強度を若干高めたい場合に使用します。

この記事を書いた人
DD
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機械設計の仕事をしているエンジニアのDDと申します。
技術士(機械)の資格をもっています。
このブログでは、機械技術から日常の中の科学まで、私が興味を持ったことをできるだけ解りやすく紹介しています!

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