【水の粘度と動粘度一覧】温度依存性と計算式まとめ

水の粘度(粘性係数)と動粘度について整理しました。

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水の粘度と動粘度

水の動粘度(蒸留水)

水などの液体の場合は、温度が上がると粘度、動粘度とも低下します。
水の粘度と動粘度グラフ

引用:JIS Z8809

温度[℃]粘度[mPa・s]動粘度[mm2/s][cSt]密度[g/cm3]
01.79061.79090.999832
51.51851.51860.999934
101.30641.30680.999694
151.13781.13880.999122
201.00161.00340.998206
250.88990.89250.997087
300.79700.80050.995628
350.71890.72320.994054
400.65240.65760.992092
450.59600.60190.990198
500.54690.55350.988076
550.50430.51160.985731
600.46680.47480.983151
650.43380.44240.980561
700.40450.41370.977762
750.37840.38820.974755
800.35500.36530.971804
850.33400.34480.968677
900.31500.32630.965369
950.29770.30950.961874
1000.28210.29430.958546

注)この表の値は、20.00℃における粘度1.0016 mPa・sを基準にして定めたものを示す。

単位の換算:1mPa・s=1cP(センチポアズ)、1mm2/s=1cSt(センチストークス)

水の粘度と動粘度(中間温度)

細かい温度での値を計算できるフォームを設置しました。

エクセルで求めた近似式によるものなので参考値です。

5℃刻みの値の場合は上表の方が正確です。

水の粘性の特徴

水の粘度、動粘度は、温度が上昇するにつれて低下します。

圧力については、30℃以下では、圧力が上がると粘度、動粘度は若干減少する傾向ですが、それ以上では上昇します。

しかし、粘度、動粘度の圧力依存性は非常に小さく、ほぼ温度によって決まります。

水の粘度、動粘度の計算方法

粘度、動粘度、密度の関係は下記のとおりです。

$$ \mu= \rho ・\nu $$

μ:粘度[mPa・s]
ρ:密度[mm2/s]
ν:動粘度[g/cm3]

 

この記事を書いた人
DD

機械設計の仕事をしているエンジニアのDDと申します。
技術士(機械)の資格をもっています。
このブログでは、機械技術から日常の中の科学まで、私が興味を持ったことをできるだけ解りやすく紹介しています!

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