A3102とは?【強度・比重・ヤング率・硬度】機械的性質と使い方

ここでは、アルミニウム合金A3102を使って機械部品の設計するときに必要な情報として、化学成分や機械的性質などJIS規格の内容を整理しました。

また、比重やヤング率などの物理的性質や、A3102の使い方や耐食性、加工性や溶接性などについてもまとめました。

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A3102とは

A3102 非熱処理型合金 Al-Mn系合金

A3102はA1100と同程度の強度が有り加工性、伝熱性、耐食性に優れた材質です。

板や棒のJISには有りませんが、管や形材の規格に規定されています。

自動車や空調用の熱交換器などに使用されます。

A3102の強度は?機械的性質まとめ

A3102の機械的性質を下記に示します。

【A3102の機械的性質(目安値)】

材質 引張試験
引張強さ(N/mm2) 耐力(N/mm2) 伸び(%)
3102-H112 80以上 30以上 23以上

ここにあるA3102の機械的性質はJISH4080にある押出管の規格値です。実際にはサイズや条件により大幅に変化しますのでご注意ください。

A3102の物理的性質

A3102の物理的性質は下表のとおりです。これは代表値ですのでご注意ください。
【A3102の物理的性質)】

物理的性質 条件 物性値
密度[g/cm3] (アルミニウムの標準値) 2.7
比重 (アルミニウムの標準値) 2.7
縦弾性係数(ヤング率)[GPa] (アルミニウムの標準値) 70
横弾性係数[GPa] (アルミニウムの標準値) 26
ポアソン比 (アルミニウムの標準値) 0.33

A3102の成分

A3102の成分は下記のとおりです。

【A3102の化学成分(%)]

Si Fe Cu Mn Mg
0.40以下 0.7以下 0.10以下 0.05~0.40 -
Cr Zn V,Bi,Pb,Zr,
Niなど
Ti その他 Al
個々 合計
- 0.30以下 - 0.10以下 0.05以下 0.15以下 残部

A3102の関連規格

A3102は下記のJIS規格で規定されています。

規格番号 規格名称 A3102の規定有無
JIS H4000 アルミニウム及びアルミニウム合金の板及び条 -
JIS H4040 アルミニウム及びアルミニウム合金の棒及び線 -
JIS H4080 アルミニウム及びアルミニウム合金継目無管 ○
JIS H4100 アルミニウム及びアルミニウム合金の押出形材 ○
JIS H4140 アルミニウム及びアルミニウム合金鍛造品 -

A3102の使い方ワンポイント

A3102の特徴は下記のとおりです。

A3102の使い方

A3102は押出加工によって管や形材に加工されます。

軟質で成形性が良く、耐食性にも優れているので熱交換器などに使用されます。

この記事を書いた人
DD
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機械設計の仕事をしているエンジニアのDDと申します。
技術士(機械)の資格をもっています。
このブログでは、機械技術から日常の中の科学まで、私が興味を持ったことをできるだけ解りやすく紹介しています!

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